筋トレ翌日、体が重い…その疲労、ちゃんとケアできてる?「アクティブリカバリー」のすすめ

筋トレの翌日、なんだか体が重い…。
腕が上がらない、階段がしんどい…。

正直に言うと、私はこの重だるさをずっと「まあ筋肉痛だししょうがない」で片付けていました(笑)
反省しています。
でもケアの仕方をちょっと変えただけで、次の日の動きが全然違うことに気づいたんです。

今回はそのやり方、「アクティブリカバリー」を紹介します!

目次:疲労回復のアクティブリカバリー
筋トレ後の疲労、そもそも何が起きている?

筋トレをすると、筋肉には目に見えない細かい傷がつきます。
これがいわゆる「筋肉痛」の正体のひとつです。
専門的には「遅発性筋肉痛(DOMS)」と呼ばれ、トレーニングの12〜48時間後にピークが来るのが特徴なんですね。
なぜ「遅発性」なのか。
それは、筋繊維の損傷そのものよりも、その後に起こる炎症反応のほうがゆっくり進むためだと考えられています。

筋肉痛が出るのは、決して悪いことではありません。
むしろ、それだけ筋肉に強い刺激が入った証拠とも言えます。
ただし、筋肉痛と「体の重だるさ」は少し別物です。
筋肉痛は筋繊維の修復過程で起こる痛みですが、あの重だるさの多くは血流の滞りが原因と考えられています。
筋肉痛の強さには個人差があり、久しぶりの運動や初めての種目ほど強く出やすい傾向があります。
逆に、トレーニングに慣れてくると同じ強度でも筋肉痛を感じにくくなることも珍しくありません。

筋トレ中は筋肉がギュッと収縮を繰り返すため、血液の流れが一時的に悪くなります。
トレーニング後、時間が経ってもこの状態が続くと、疲労物質や老廃物が筋肉まわりに溜まりやすくなるんです。
デスクワークで同じ姿勢が続く日や、水分補給が足りていない日は、この血流の滞りがさらに悪化しやすいので要注意です。

ここで多くの人がやりがちなのが、「疲れているから何もしない」という選択。
もちろん休むこと自体は大切です。
ただ、動かなすぎるのも回復を遅らせる原因になるかもしれません。

「筋肉痛の原因は乳酸」というのは、実はよくある勘違いなんです!
乳酸はトレーニング中のエネルギー代謝で作られる物質ですが、トレーニング後、数時間程度で分解・除去されることが分かっています。
翌日以降まで残って筋肉痛を引き起こしているわけではないんですね。
現在では、筋繊維そのものの微細な損傷と、そこで起こる炎症反応が筋肉痛の主な原因と考えられています。
私も最初は「乳酸を抜くマッサージ」を信じてやっていたクチなので、人のことは言えませんが(笑)

普通の筋肉痛は数日で自然に治まりますが、強い痛みが1週間以上続く場合や、腫れ・熱っぽさを伴う場合は、単なる筋肉痛ではなく怪我の可能性もあります。
関節の痛みや、特定の一点だけがズキズキするような痛みも要注意のサインです。
無理をせず、トレーナーや医療機関に相談してみてください。

「完全休養」と「アクティブリカバリー」どっちがいい?

アクティブリカバリーとは、軽く体を動かしながら回復を促す方法のこと。
ゴロゴロして動かないより、軽く動いたほうが血流が良くなり、疲労物質が流れやすくなると言われています。

筋肉は、動かすことでポンプのように働き、血液を心臓へ送り返す助けをしています。
これを「筋ポンプ作用」と呼びます。
適度に動くことでこのポンプ機能が働き、老廃物の排出がスムーズになるというわけです。

とはいえ、疲労困憊で立つのもつらい…という日は、無理せず完全休養が優先です。
あくまで「軽く体を動かせそうかな」くらいの日に取り入れてみてください。

目安としては、筋肉痛が強く出ている1〜2日目は完全休養。
痛みが落ち着いてきた2〜3日目からアクティブリカバリーを試す、というイメージで十分です。
激しい運動ではなく、あくまで軽く、がポイントです!
心拍数が大きく上がるようなハードな運動は、逆に疲労を上乗せしてしまうので避けましょう。
「今日はちょっと動けそうかな」という自分の体の感覚を、何より優先してくださいね。

ちなみに、筋トレの世界には「超回復」という考え方があります。
トレーニングで一度落ちたパフォーマンスが、休養中に元のレベルを超えて回復する現象のことです。
アクティブリカバリーは、この超回復を妨げずに、むしろサポートしてくれる過ごし方。
だからこそ、ただ寝て過ごすだけより効果的なんです。

頻度の目安としては、週に1〜2回、鍛えていない部位を使って軽く動く日を作るイメージがおすすめです。
例えば、下半身をガッツリ追い込んだ翌日は、上半身を軽く動かしながらウォーキングを挟む、といった形ですね。
こうすることで、特定の部位を休ませつつ、全身の血流は保てるので、効率よく疲労を抜くことができます。
逆に毎日同じ部位をハードに鍛え続けると、超回復が追いつかず、筋力も伸びにくくなってしまうので気をつけましょう。

今日からできる疲労回復メニュー

①軽いウォーキング
15〜20分程度、息が弾まないくらいのペースでOKです。
目安は「会話ができるくらいの速さ」。
血流を促して、疲労回復のスイッチを入れましょう!
仕事終わりに一駅分歩く、犬の散歩のついでに少し遠回りする、といった形で日常に組み込むのもおすすめです。
「わざわざ時間を作る」と思うとハードルが上がるので、普段の生活の延長線上でできる方法を見つけてみてください。

②軽いストレッチ
鍛えた部位を中心に、じんわり伸ばすイメージで。
呼吸を止めずに、20〜30秒キープするのがコツです。
反動をつけずにゆっくり伸ばす「静的ストレッチ」が、リカバリーには向いています。
痛みを感じるところまで伸ばさず、「気持ちいい」くらいの強さで十分です。

部位別に簡単な例を挙げると…
脚を鍛えた日は、片足を後ろに引いて腰を落とす「ランジストレッチ」で太もも前側を、座って片脚を伸ばし体を前に倒す動きでもも裏を伸ばしましょう。
背中や胸を鍛えた日は、両手を組んで前に伸ばし背中を丸める動きや、壁に手をついて胸を開く動きが効果的です。
鍛えた部位に合わせて、伸ばす場所を変えてみてくださいね。

③フォームローラー
AEGYM店内にも置いてあります。
張っている部分を30秒〜1分、痛気持ちいいくらいの圧でコロコロするだけ。
個人的には太もも裏が一番効きます。

④水分補給とたんぱく質
筋肉の材料になるたんぱく質と、代謝を支える水分。
この2つが不足していると、どんなにケアしても回復が追いつきません。
特にたんぱく質は、トレーニング後30分〜2時間以内に摂ると、体への吸収効率が良いと言われています。
プロテインでも、卵や鶏肉、納豆や豆腐などの食事からでも大丈夫です。
コンビニなら、サラダチキンやゆで卵、ギリシャヨーグルトあたりが手軽でおすすめです。
水分は、喉が渇く前にこまめに摂るのが理想。
意識して摂ってみてくださいね。

⑤湯船にしっかり浸かる
シャワーだけで済ませないこと。
ぬるめ(38〜40度)で長めが基本です。

⑥エアロバイクでの軽い有酸素運動
屋外を歩くのが難しい日は、AEGYM店内のエアロバイクを負荷を軽くして10分ほど漕ぐのもおすすめです。
座ったまま下半身の血流を促せるので、天候を気にせず取り入れられるのがメリット。
あくまで「軽く汗ばむ程度」を意識してみてください。

やりがちなNG習慣

疲労回復のつもりが、逆効果になっている習慣もあります。
意外とやりがちです。
ここまで紹介してきたケア方法とあわせて、心当たりがないかチェックしてみてください。

・同じ部位を連日ガッツリ追い込む
「早く効果を出したいから」と、毎日同じ部位を鍛えたくなる気持ちはわかります。
ですが筋肉の修復には、部位にもよりますが48〜72時間ほどかかると言われています。
疲労が抜けきる前に同じ部位を追い込むと、回復が追いつかず逆効果になることもあるんです。
私自身、ジムを始めたばかりの頃は毎日同じ部位を鍛えて、逆に全然伸びなかった時期がありました。
トレーニング部位を日替わりでローテーションする「分割法」を取り入れてからは、この悩みがかなり減りました。

・1日中ソファでゴロゴロ
気持ちはわかりますが…
体を動かさなすぎると血流が滞ったまま、だるさが長引いてしまいます!
「疲れた日こそ少しだけ動く」を意識してみてください。
5分の散歩だけでも、何もしないよりずっと違います。

・睡眠を削る
実は筋肉の回復が一番進むのは、寝ている間なんです!
睡眠中に分泌される成長ホルモンが、筋肉の修復を強力にサポートしてくれます。
どんなにケアを頑張っても、睡眠不足だと台無しになってしまいます。
最低でも6時間、できれば7時間以上を目指しましょう。

・水分補給を後回しにする
地味に見落とされがちですが、これも回復を遅らせます。
目の前にペットボトルを置いておくだけでも変わります。

こうして並べてみると、どれも「特別なことをしない」というより「いつもの習慣をほんの少し見直すだけ」のものばかり。
完璧を目指す必要はありません。
正直、私も全部を毎回きっちりやれているわけではないです(笑)
それでも水分補給だけは絶対に切らさないと決めています。
まずはそのくらい、自分の中で「これだけは」を1つ決めるところから始めてみてください。

まとめ

筋トレ翌日の過ごし方は、「休む」か「動く」の二択ではありません
軽く動いて血流を促す「アクティブリカバリー」も、立派な回復方法のひとつです。

ウォーキング、ストレッチ、フォームローラー、入浴、そして睡眠。
特別な道具は要りません。
時間もそんなにかかりません。

疲労回復は、次のトレーニングをより効果的にするための大切なプロセス。
「追い込む」と「回復させる」は、いわばセットの関係。
どちらか一方だけを頑張っても、なかなか結果にはつながりにくいものです。

ケアまでをワンセットと考えて、ぜひ今日から取り入れてみてください!
AEGYMには、今回紹介したフォームローラーやエアロバイクをはじめ、疲労回復のために使える設備がひと通り揃っていますので、やり方に迷ったときはいつでも遠慮なくスタッフに声をかけてくださいね。
あなたのトレーニングが、もっと快適に続いていきますように!


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