花粉症の対策は○○が一番!

やっと暖かくなってきて気持ちが良いこの季節!
そんな良い気分を邪魔してくる奴等がいます…。
そう「花粉症」です!

症状がツラい方は、ほぼ風邪のような状態ですよね…。
鼻水、くしゃみ、ダルさ、頭痛、発熱など。

花粉症対策で一番は花粉を体内に入れない事!
ですが、他にも症状が軽減する可能性がある対策があります!

それが「筋トレ」なのです!

今回はそんな「花粉症×筋トレ」についてです!

※本内容は筋力トレーニングを行う事で花粉症状が完治すると言うものではありません。
※また本内容の効果については個人差がございます。
※症状が酷い場合には医療機関にご相談ください。

目次:花粉症の対策
そもそも花粉症はなぜ起こる

まず予備知識として押さえておきたいのが
「花粉症はなぜ起こるか」です!

そりゃアレルギー花粉が入ってくるからだよ!と。
結局はそうなのですが、もう少し深く考えていきます!

花粉は本来カラダの中に入っても特に有害ではない物質です。
しかしカラダの免疫が諸々の原因で過剰に反応し
花粉を「異物だ!」「有害だ!」と判断してしまうところから「花粉症」は始まります。
※どの物質を有害だと判断するかは人それぞれ異なり原因は多岐にわたります。

一度「有害物質」認定された花粉は、次に入って来た時にしっかり追い出せるように「抗体」が作られます!

これを「IgE抗体」と言います。

IgE抗体は各物質ごとに用意され、

・スギ対策用IgE抗体
・ヒノキ対策用IgE抗体
・ブタクサ対策用IgE抗体

と言った具合に有害判定を受けた物質は個々に抗体が作られていきます。
このIgE抗体は見張り番センサーの様な役目をしていて、免疫細胞の一種である「マスト細胞」と連携し花粉に反応します!

IgE抗体 = 見張りセンサー
マスト細胞 = 対策本部

の様な役割分担です!

IgE抗体から知らせを受けたマスト細胞はアレルギー物質を排除するために、あらゆる免疫物質を放出します!
その免疫物質の影響で結果的に「花粉症」の症状が現れるという事になります!

免疫物質とは?

マスト細胞が放出する免疫物質には色々な種類があります。

一例を紹介しますと
・【ヒスタミン】
・【プロスタグランジン】
・【ロイコトリエン】
・【サイトカイン】

などが挙げられます!

これらは体内で情報伝達を行う「ホルモン」の一種です。
ホルモンは、体内ではかなり重要な役割を持っており、多くの生理活動に影響します。

上に挙げた様なホルモンが放出されると

・血管が拡張される
・神経が過敏になる
・粘膜の分泌が促進される

などの反応が起り、結果として、鼻水、くしゃみ、眼の痒みなどの症状が引き起こされます!

これらの症状は、元を辿れば花粉と言う有害物質(実際は有害ではない)を早く体外へ出すために起こります。
なので本来は身体を守る上では正しい反応なのですが、花粉にそこまで反応しなくても…。
と言う感じです(笑)

筋トレで花粉症が改善?

やっと本題ですが、この花粉症が「筋トレ」を行う事で改善する可能性があります。
先程お伝えした、免疫物質!
筋トレによって活動を抑制できる可能性があるのです!

2008年に日本アレルギー学会で出されている下記の研究
「高グルコース存在下で培養されたマスト細胞はFcεRIを介した活性化が増強する」
CiNii文献リンク(NII論文ID:110007012736)

では、高グルコース状態=糖分が多い状態、ではマスト細胞が活性化する!
と言うものです。
また、グルコース(糖分)が少ない状態ではマスト細胞の活動が抑制されるそうです。

マスト細胞が活性化
  ↓
免疫ホルモンの過剰放出
  ↓
花粉症悪化!
となってしまいます。

そこで「筋トレ」です!
実は筋トレは体内のグルコース(糖分)を消費するのに最適な方法なのです。

人間は身体を動かす際にエネルギーが必要です。
筋トレを行う時に一番使われるエネルギー源がグルコース(糖分)なのです。
という事は、

筋トレでグルコース(糖分)を消費する!
  ↓
低グルコース状態になる
  ↓
マスト細胞を抑制
  ↓
花粉症軽減!
と言う可能性が出てきます!

また筋トレにはグルコース(糖分)消費の他にも良い役割があります。

その1つが
・制御性T細胞の活性化によるアレルギー反応の抑制

これも先程の話と似ている所があります。
免疫が過剰に自己攻撃をしないためにコントロールする細胞が「制御性T細胞」です。
筋トレによって制御性T細胞が活性化する事で、過剰なアレルギー反応を抑えてくれる効果が期待できます。

花粉症に悩んでいる方!
こりゃもう筋トレするっきゃないでしょ!

花粉症対策にお勧めの筋トレ

体内のグルコースを消費したり代謝を上げる為には
身体の中でも大きな筋肉を動かす様にトレーニングしましょう!
また筋肉を最後まで追い込む事も重要です!

それでは具体的な種目を紹介していこうと思います!

【スクワット / レッグプレス】

【チンニング/ラットプルダウン】

【プッシュアップ/チェストプレス】

などで大まかにでも全身をトレーニングしましょう!
オススメは各15回を5セット程度こなせると良いでしょう!

まとめ

今回は「花粉症×筋トレ」でまとめてみましたがどうだったでしょうか。
少し専門的な内容も出てきてしまいましたが、とりあえず「筋トレで全部解決」です!
皆さんの花粉症が少しでも改善する事を祈りながら、今日も筋トレ頑張りましょう!


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